ソーラーパネルを電源とした揚水ポンプ(SHP)の理解の為に
Ecoinnovation社は2年前にペルトンタービン(水力発電でのタービン)を動力源とした電気を使わない揚水ポンプを発表しています。
この場合、水源は例えば山中で、一旦渓谷にホースで水を落下させ、その力でタービンを回し、その軸に直結したポンプが渓谷から水を吸い上げ、高い場所に送水する方式です。この様な水力発電に適した場所に住まわれない方でも、エコポンプが利用出来る様、ソーラーパネルの発電を利用し、その電源でモーターを回転させ,ポンプを作動させる揚水ポンプがSHP(ソーラーハイドロポンプ)です。
利点は:
石油系エンジンは使わない。家庭用電源の来ない場所でも、太陽光があれば、ポンプが動く。蓄電池は使用しない。静かです。
欠点は:
雨の日や夜は動かない。モーターは特殊仕様の為吸引距離は1.2m程度、揚水高さは約150m程度等,エンジンを使うポンプとの差は大いに有りますが、本製品はエコを目的とし、速度や量を追い求めていません。この点をご理解下さい。又全てお客様の環境条件で作りますので、ご自分の場所の情報提供が必要です。
お問い合わせに必要な情報は以下図解を参考にしてください
貴方に適したモデルを決める為、以下の配置を御考えになり、設計必要事項を、お送りください。
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左図解の記号の意味と説明
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パイプ
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長さ
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高低差
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内径
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送水用パイプ
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L(SHPから貯水タンクまでの距離で通常 500-5000mとします)
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H=(通常10-160mですが、適切なパイプを使えば250m迄可能です)
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D=通常20-40mm
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吸引パイプ
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I=(水源からSHPまでの距離で通常
1-10m)
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Sl=揚水高さ 1-5m
max) 又は
Sf=そのまま下に落とす方法
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d=通常25-40mm
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電線
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W=パネル設置からSHP設置場所までの電線距離
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注意:Hは垂直距離(m)でポンプ位置からタンクの一番上の蓋の位置(静圧)迄で、それに送水パイプの流れを生み出す為のヘッド圧の計算が必要です。これがポンプが操作できる動圧となります。
動圧=静圧+パイプの長さから由来する軋轢損の距離圧
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目標送水量:標準として 一分に35 リットルを送水できる設計を行います。しかし太陽光線の程度、季節の程度、朝昼晩の太陽光の程度、パイプの太さ、曲り角度等で送水量は目安であり保障値ではありません。
お薦めソーラーパネル:(お客様手配)
(1) 最低(太陽光が強力な地域):
260Wx2枚= 520W (2) 標準
: (260Wx2枚)x 2列 =1040W (3)
緯度の高い、日照時間の少ない場所: (260Wx2枚)x3列 =1560W
作動中のポンプ(フレームはユーザー作成) |
ソーラーパネル製作例(ユーザー作成) |
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